おっさんとハーブと虫

ども。最近土いじりにハマってるエジーです。
畑とか持ってない身分としちゃー大々的に土いじりとか言えないんだけど、それでも何か土をいじりたいってことでハーブをやってます。
今現在はペパーミント、ワイルドストロベリー、レモンバーム、ジャーマン＆ローマンカモミール、チャイブ、ルッコラ、ローズマリー、ラベンダー、セージ、タイム、オレガノ、ステビア、バジルを育ててます。
書いてみると結構やってるっぽい数だなぁ。

んで、別口でプランターにニンニクとイチゴを。

まぁ育ててると否応にも直面しちゃうのが虫との闘いなんですな。
夏頃から今までだったら芋虫の類とかとにかくナメクジとか。
バジルとかレモンバームなんて油断してたらあっちゅー間に丸裸に。
薬使わないで育てようとしてる以上、奴らと対峙する必要があるわけだ。

ここ最近はずっと夜中に携帯のライトと火バサミ持ってハーブ達を見守りつつ虫を発見次第ひょいひょいと駆除する毎日。
基本、殺生を好まないんで正直申し訳ない気持ちがある。
自家栽培とかでハーブを作ろうとしてる俺らにとっては、奴らは間違いなく「害虫」の域なんだが、奴らも害虫として生まれてきたわけじゃないんだよな。たまたまハーブ類を好む虫ってだけで、それを人間が育ててるとかどうとか、奴らは知る由もないんだよ。
その辺に群生してる葉っぱ食おうがなんだろうがなんとも言われないのに、たまたまメシにありついた先が人家だったってだけで害虫扱い。
そして無惨にも捕殺されちゃうわけだ。

とまぁこういう風に書いたら奴らにも同情の余地があるってなっちゃうんだが、こういうことは自然界では別段ないことじゃない。
ミツバチがせっせことミツ貯めて、それ狙ってきた奴ら攻撃するようなもんだし食糧とかを確保する習性がある奴らが、それを防衛するのとなんら変わりはないんだよな。
俺らも何も好き好んで山に入って手当たり次第ナメクジとかを捕殺しまくるわけじゃない。あくまでも「防衛」として命を奪う。
たとえ虫でも命を奪うわけだから、その行為は「侵攻」であってはいけないわけだ。
命の防衛、生活圏の防衛等々。生き物は生きるため、守るためにこそ戦うことが許されるんじゃないかな。
戦うことに、侵攻することに欲目をかいちゃいけないんじゃないかなぁ。

日夜そんなことを考えながらまた一匹一匹と命を奪う俺。
自家ハーブを守るためと銘打つなら、俺にできる贖罪は立派に育て上げた無農薬ハーブを余すことなく使い切ることじゃ。。。。ないかねぇ。
虫の命を奪うほど価値を見い出してる行為なら、それを途中で投げ出すことなんてできやしない。
と、それすらも人間のエゴっぽい気持ちでやってます。
ごめん、ごめん、ごめん。