なんか哲学的な話が全然出てこないんでこんな時はドラえもんの話でも。
ドラえもんってね、ただのダメ男のび太が道具に頼って悪乗りして失敗しちゃうーって予定調和の中にも色んな作者の思いがあるんだよ。
子供向けの作品だからこそ、そこはかとなく散りばめた思いが深く残るというかね。
大人向けの作品でも充分通用するほどの単純かつ的を射た思いなんだけど、それが子供向けだからこそなおさら深みを増すっていうかね。
やっぱり大長編ドラえもん、いわゆる映画版ドラえもんにその傾向は強いんだけどもね。
例えば「雲の王国」。
人類の環境汚染によって陸海空を汚されて、我慢ならんって憤ってる天上人が、「ノア計画」っていって地上に大量の雨を降らせて一旦全部洗い流しちゃおうって計画。
これを止めるためにドラえもんが用意したのが「雲もどしガス」。
つまりは天上人の雲の王国をただの水に戻しちゃうガスですな。
解りやすく言うなら核兵器みたいなもん。瞬間的な破壊兵器。
そんなもんを持ち出したドラえもんにのび太はビックリ。止めようとするが、ドラえもんが一言
「力には力だ。いくら話し合いたいと思っても天上人とつりあうだけこっちも強くしないと相手にされないだろ」
この一言。ドラえもんみたいな子供向け作品とは言え、大人の汚い世界を見事に言い表すこの一言。いくら汚かろうが真理。キレイ事だけで済むもんじゃないです。
強者は弱者を蔑視する。これは人類有史以来続いてきた真理です。
だからこそ弱者は強者を打ち砕く姿を勇ましいとしてきた。
裏返せば、強者が勝つのはこの世界当たり前のことなんですよ。
その当たり前を見事にコロコロコミックで言い放ったドラえもん。かっこよすぎます。
ちなみに、ドラえもんの世界では人を殺すことを良しとしません。
いくら感動を与えたいっていっても、人が死ぬということは「悲しい」ということで悲しさを感動に置き換えてはだめだという作者の思いからです。
少年誌だからこそ、少年に伝えたいメッセージというものが藤子F先生の描くドラえもんには満ち溢れている。
少年に伝えたいメッセージは成長を経るにつれ、「あの日あの時あのダルマ」、「立派なおとなになるぞ!」、「のび太の結婚前夜」など、のび太の成長に合わせ、僕らの成長にも合わせて本当の感動を与えてくれるわけですよ。
これについてはキリがないんでこの辺で。
ドラえもんってね、ただのダメ男のび太が道具に頼って悪乗りして失敗しちゃうーって予定調和の中にも色んな作者の思いがあるんだよ。
子供向けの作品だからこそ、そこはかとなく散りばめた思いが深く残るというかね。
大人向けの作品でも充分通用するほどの単純かつ的を射た思いなんだけど、それが子供向けだからこそなおさら深みを増すっていうかね。
やっぱり大長編ドラえもん、いわゆる映画版ドラえもんにその傾向は強いんだけどもね。
例えば「雲の王国」。
人類の環境汚染によって陸海空を汚されて、我慢ならんって憤ってる天上人が、「ノア計画」っていって地上に大量の雨を降らせて一旦全部洗い流しちゃおうって計画。
これを止めるためにドラえもんが用意したのが「雲もどしガス」。
つまりは天上人の雲の王国をただの水に戻しちゃうガスですな。
解りやすく言うなら核兵器みたいなもん。瞬間的な破壊兵器。
そんなもんを持ち出したドラえもんにのび太はビックリ。止めようとするが、ドラえもんが一言
「力には力だ。いくら話し合いたいと思っても天上人とつりあうだけこっちも強くしないと相手にされないだろ」
この一言。ドラえもんみたいな子供向け作品とは言え、大人の汚い世界を見事に言い表すこの一言。いくら汚かろうが真理。キレイ事だけで済むもんじゃないです。
強者は弱者を蔑視する。これは人類有史以来続いてきた真理です。
だからこそ弱者は強者を打ち砕く姿を勇ましいとしてきた。
裏返せば、強者が勝つのはこの世界当たり前のことなんですよ。
その当たり前を見事にコロコロコミックで言い放ったドラえもん。かっこよすぎます。
ちなみに、ドラえもんの世界では人を殺すことを良しとしません。
いくら感動を与えたいっていっても、人が死ぬということは「悲しい」ということで悲しさを感動に置き換えてはだめだという作者の思いからです。
少年誌だからこそ、少年に伝えたいメッセージというものが藤子F先生の描くドラえもんには満ち溢れている。
少年に伝えたいメッセージは成長を経るにつれ、「あの日あの時あのダルマ」、「立派なおとなになるぞ!」、「のび太の結婚前夜」など、のび太の成長に合わせ、僕らの成長にも合わせて本当の感動を与えてくれるわけですよ。
これについてはキリがないんでこの辺で。
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